西洋医学について
西洋医学は、顕微鏡の発明により発達した経緯からわかるように、細胞レベルのミクロの分野を非常に得意としております。
したがって、抗生物質のような悪性の細菌等を死滅させる薬や、体の悪い細胞や血液中の成分から悪い状態を探し出し、それを出ないようにするために押さえつけたり、緩和させたりする薬には素晴らしい効果があります。
東洋(漢方)医学について
一方で漢方薬は、様々な症状に関して、体全体のバランスの乱れであり、たまたま弱っているところに症状が出るというように考えます。したがって、自分自身が持っている治す力(自然治癒力)を高める事を第一と考えます。
またなぜ弱ってしまったのか、それを正す事も同時に考え、食事療法、心の持ち方の問題、運動療法等、その方の生活全般について広い視点で治療していくという土台が東洋医学にはあります。
したがって、生活習慣病、皮膚病、アレルギー疾患、便秘症等の慢性病や、西洋医学では難治な病気によく用いられ、よい結果も上げております。
上記をまとめると
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西洋医学 |
東洋医学(漢方) |
| 病気へのアプローチ |
ミクロ的 |
マクロ的 |
| 適する疾患 |
外科的、急性的 |
内科的、慢性的 |
という事ができると思います。
さらに付け加えるならば、西洋医学は病気に対して挑戦して攻撃していくやり方を得意とし、どちらかというと、「目には目を、歯には歯を」という治療(痛みを止める、菌を殺す)が主体であります。また、人間の身体をある意味機械の部品としてとらえ、悪いものは取り除く、交換するという外科的な治療も得意とするところです。したがって、原因がはっきりしているもの、取り除いた方が治りが早いもの等は効果がありますし、事実多くの伝染病・感染症、臓器移植などでは目覚しい効果をあげてきていますし、今後も発展していくと思います。
しかし、検査ではなんでもなく、原因がはっきりしないもの、原因がわかっても西洋医学では根治できないもの、全く治療法がないもの、多くの病気を複合的に抱えている方、体力の弱っている方等は漢方薬が非常に適していると思います。それは、漢方薬は、自律神経・ホルモンバランスを整え、自然治癒力を上げ、自ら治す方向に持っていく効果があるからです。
ですから、体がすっきりしてきた、元気が出てきたという漢方薬を飲んでいる方の声が多くあるのもうなずけます。そして徐々に、本来の様々な主訴(咳を止めたい、胃腸を良くしたい、冷え性を治したい、アレルギーを改善したい等々)を改善していくのが大きな特徴です。例えて言うならば、城攻めの時に、いきなり本丸に大砲を打ち込むのが西洋薬、周りの外堀をきちんと埋め、本丸を落としていくやり方をするのが漢方薬といえると思います。
したがって漢方薬は、
ダイエット・便秘も含めた生活習慣病、慢性病
自律神経失調症
アトピー・鼻炎・喘息・潰瘍性大腸炎等のアレルギー疾患
冷え性・不妊症・生理痛・更年期障害等の婦人科系疾患
検査では異常が無くても体調が優れない方
薬を飲むと一時的には改善するけども、いつまでも症状が取れない方
西洋薬の副作用を押さえたい方(抗がん剤、ステロイド剤等)
現代医学では原因不明な難病
というような疾患や症状に適しています。
このように原因ははっきりしないが、体の調子が悪いことを不定愁訴といいます。
⇒不定愁訴について
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